先日から作業を続けていた年季入ったギニアジャンベちゃんですが
木工とリング作成が終わって、今回は作業後半の皮張り編。
木工(エッヂの加工)とリング作成が終わり、フルカスタム作業の下準備は完成しましたので、皮張りの作業へと進んでいきます。
■作業1
前回作成した上下リングにリング布を巻き、リングロープを編みこみ、ロープを通していきます。
今回のリング布は邪魔にならないカラーで茶色。
リングロープは白、ロープは緑を選択。
当店では、常時5~7色のロープカラーを準備しており、そのなかからお好みで選択いただけます。
このジェンベのオーナーさんはロープカラー黄色と緑で悩みましたが、最終的には緑を選択されました。
(個人的な趣味ですが、店主はリングロープは黒より白が好きです。)
*リングサイズ、ばっちりです。
*もちろん下リングも。
■作業2
仮張、水で戻した山羊の皮をジャンベに乗せていきます。
リングの傾きがなく、テンションが均一になるよう細心の中で作業を進めます。
完成時のリングの落ち具合やテンションを予想しながら組んでいきます。
この時点でリングを落としすぎないのがポイントでしょうか。
仮張が終わったら、しっかり乾燥させます。
暑い季節ならば2~3日、寒い季節なら5~7日
*水でもどした山羊皮。独特の臭いがしますね。
*皮の端が綺麗に収まるように、のばして固定
■作業3
仮張した皮が完全に乾いたら、縦のロープを引いてテンションをかけていきます。
この時も、リングが傾かないように、テンションが均一になるように作業を進めていきます。
このテンションですが、専用の工具を使って、かなり強くテンションをかけていきます。
*立った状態で皮張りできる台を、友人の家具職人に作ってもらいました。
これで腰痛ともオサラバです。
■完成!!!
何日かにわけて、しっかりテンションをかけて完成。
ギニアジャンベらしい倍音が少なめのギラリとした音に仕上がりました。
店主大満足。
オーナーさんにもご満足いただけました!!
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是非、当店AFRICAN PERCUSSIONへ。
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